タロットには謎めいた絵が描かれていて、その意味をひとつずつ覚えなくてはいけないと思っているかもしれませんね。
でも、難しく考えなくて大丈夫です。
大事なのは、タロットカードから受け取ったインスピレーションを、そのままシンプルに言葉にすること。１枚のカードから発せられるメッセージは無限にあり、正しいとか間違っているとかは、ありません。
この記事では、タロットの中から『太陽』のカードについて、とくに重要なエッセンスを抜き出して、お伝えしています。
太陽の絵の解説
タロットカードに描かれているモチーフの話から始めましょう。太陽の注目点はここです。
太陽の３つの注目ポイント
太陽の注目ポイントは３つです。
１、輝く太陽
２、元気な子ども
３、ひまわり
１つずつ順番に見ていきましょう。
１、輝く太陽
太陽は光そのものであり、全ての喜びと幸せの源です。
さんさんと輝く太陽の光を見て、幸せを感じない人はいないでしょう。
【太陽】のタロットカードについて説明する必要はないかもしれません。ただ、ここに輝いているだけで、喜ばしい。おみくじでいうなら、大吉、って感じですね。
２、元気な子ども
さらに、ウエイトが設計した【太陽】のタロットカードには、元気な赤ちゃんも描かれています。
あふれんばかりの生命力の象徴です。裸であるところも、ポイントかもしれません。
生まれたまま、そのままで、尊い命。けがれない、無垢の存在で。
３、ひまわり
オマケとして、タロットカードのおもしろい使い方を説明しましょう。ここに描かれているひまわりは、太陽のシンボルです。
このように、タロットカードの絵の中に添えられているものを、ラッキーアイテムとして、処方することができます。【太陽】のタロットカードが出たら、「ひまわりの花を飾りましょう」と言って、OKです。
さらに、もうひとつ、オマケの話を付け加えると、この形のひまわりの原産地はアメリカ大陸です。
古代ヨーロッパにおける太陽の花は、ヘリオトロープといって、全くちがう紫色の花でした。ヘリオトロープとは、「太陽のほうを向いて回る」という意味です。
ウエイトの【太陽】のタロットカードに描かれているひまわりも、太陽のほうを向いて回るし、むしろ、色や形は、元祖ヘリオトロープより、ずっと太陽に似ています。このように、占いの世界では、新しくシンボルが付け足されるということが起きます。
太陽のキーワード
覚えておきたい３つのキーワード
明るくて、わかりやすい太陽のカードから浮かび上がってくるキーワードについてお話ししましょう。
(1)非の打ちどころがない
(2)生命力
(3)善
【太陽】のタロットカードは、わかりやすいですから、あまり説明することがありません。
欠点を探すのも難しいくらい。生命力に満ちあふれているし、全ての良いことの源です。
物事はいちばんいい形で進みます。みんなが笑顔になる。クリエイティブな才能を発揮する。音楽などの芸術、スポーツなど、楽しいことがいっぱい。また、真っ向勝負、正直といった、太陽の真っすぐな光から連想するワードもあります。
太陽のカードが機能不全を起こした場合
いいことずくめの【太陽】のタロットカードに、あえて、マイナス面を見出すとしたら、無邪気であること、悪気がないこと、でしょうか。
自分に悩みがないから、悩んでいる人の気持ちはわからないんです。また、お天気が続くと気持ちがいいものですが、あまりにも晴天続きで雨が降らないと、それはそれで、深刻な事態を引き起こします。
悪魔のカードのように悪質が強いわけではありませんが、強烈なパワーがあることは確かですから、その力のコントロールができなくなると、困ったことが起きます。
太陽の実占例
【太陽】のタロットのカードが実際の占いに出てきたとき、どんなストーリーが生まれるでしょう。
占いの主役であるクライアントが、悩んでいるときに太陽が出たら、ひとまず安心ですね。それほど時間がかからないうちに、問題は解決し、晴れ晴れとした気持ちになれるでしょう。
人間関係も最高です。クライアントが太陽のような存在となり、周囲には、たくさんの仲間が集まってきます。優れたスポーツチームのようなグループができるでしょう。クライアントだけでなく、クライアントに関わる人たちも一緒に幸せになれそうです。
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■タロットカードの意味・解説ページ一覧
【大アルカナ】
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